・キャッシュフローって何?
・キャッシュフロー分析をどうやって投資に応用するの?
・どうやってキャッシュフロー分析をするの?
こういった疑問にお答えします。
【記事の信頼性】
記事を書いてる僕は、総額500万円運用しています。
投資をするために10冊以上の本を読んで勉強してきました。
今では、株式投資、仮想通貨、FXなど多種多様な資産運用をしています。
キャッシュフローの基礎知識
キャッシュフローとは?
キャッシュフロー(Cash Flow)とは、企業や個人の資金の流れ、つまり現金の出入りを指す重要な財務指標です。企業の経営や財務状況を評価するために使われ、企業がどのくらいの現金を獲得し、どれだけの支払いを行っているかを把握することができます。
キャッシュフローの種類
キャッシュフローは主に以下の3つに分類されます。
営業活動によるキャッシュフロー
企業の本業で得られる現金の流れです。製品やサービスを販売することで得た収入から、仕入れや人件費などの支出を差し引いた金額が含まれます。
投資活動によるキャッシュフロー
設備投資や資産購入、株式・債券の売買など、投資に関する現金の流れです。企業が長期的に成長するために使う資金の動きを示します。
財務活動によるキャッシュフロー
株式や債券の発行、借入金の返済など、資金調達や返済に関連する現金の流れです。資金をどのように調達し、返済しているかが分かります。
キャッシュフロー8つのパターン
安定型
営業CF+ 投資CF+ 財務CF+
本業で利益を上げつつ、資産を売却して現金を得ながら、さらに借入や資金調達もしている状態です。短期的には現金が多い状態ですが、継続すると将来の資産が不足するリスクがあります。
例:資産売却や新たな投資に積極的な企業
改善型
営業CF+ 投資CF+ 財務CFー
本業で利益を上げているが、資産を売却して現金を得ている状態です。経営の安定を示す場合もありますが、必要な資産を売却している場合には注意が必要です。
例:事業再編を行う企業
積極型
営業CF+ 投資CFー 財務CF+
本業で利益を上げつつ、成長のために投資し、さらに資金を調達している状態です。成長企業に多いパターンです。
例:拡大期にある企業
健全型
最も健全なパターンです。本業で利益を上げ、その利益を成長のための投資に使い、借入を返済している状態です。
例:成熟した企業が多く当てはまります
勝負型
営業CFー 投資CFー 財務CF+
本業では利益が出ていないが、投資を行い、資金調達している状態です。スタートアップ企業などがこのパターンになることが多いです。
例:成長期の企業や創業初期の企業
リストラ型
営業CFー 投資CF+ 財務CFー
本業で利益が出ず、資産を売却しているが借入金の返済も行っている状態です。現金が徐々に枯渇するリスクがあり、経営改善が急務です。
例:倒産の危機にある企業
救済型
営業CFー 投資CF+ 財務CF+
本業では利益が出ていないが、資産を売却して現金を得つつ、さらに借入を行っている状態です。財務面で不安定な状況です。
例:経営再建中の企業
大幅見直し型
営業CFー 投資CFー 財務CFー
本業で利益が出ず、投資もできず、借入金も返済している状態です。経営が困難であることを示す危険なパターンです。
例:業績が悪化している企業