投資家必見!!損益計算書の活用方法!!

損益計算書って何?

損益計算書をどうやって投資に応用するの?

・どうやって損益計算書を分析するの?

 

こういった疑問にお答えします。

 

【記事の信頼性】

記事を書いてる僕は、総額500万円運用しています。
投資をするために10冊以上の本を読んで勉強してきました。
今では、株式投資、仮想通貨、FXなど多種多様な資産運用をしています。

 

 

損益計算書の基礎知識

損益計算書とは?

企業の一定期間の収益と費用、最終的な利益を示す資料です。

 

損益計算書分析でわかること

損益計算書分析をすることで、企業の収益性を把握することができます。
この分析により、企業がどれほどの資本を用いてどれほどの収益を出しているか把握することができます。
株式投資損益計算書分析を取り入れることで、成長性の高い企業に投資することができるようになります。

 

損益計算書分析のやり方

損益計算書分析には以下の指標を用いることができます。

売上高

売上高は、企業の基本的な収入源であり、事業の成績を示す重要な指標です。売上高の安定や増加傾向は、企業の成長や市場での成功を示す一つのサインとなりますが、単に売上高の数字だけでは企業の健全性や持続的な成長力を十分に評価することはできません。

 

売上原価と粗利益

売上原価は、企業が商品やサービスを提供するために直接かかった費用を指します。これには、製品の製造やサービスの提供に必要な材料費労務、および直接経費が含まれます。売上原価は、販売活動に直接関連するコストの合計です。

売上高から売上原価を差し引いたものが粗利益であり、粗利益は企業が販売した商品やサービスから得られる基本的な利益を示します。粗利益は、企業の収益性を把握するための重要な指標です。

以下の計算式で表せます。

粗利益=売上高売上原価

粗利益をもとに、企業がコストをどれだけ効率的に管理し、どの程度の利益を上げているかを確認できます。また、粗利益率(売上高に対する粗利益の割合)も、企業の効率性や利益率を評価するために利用されます。

粗利益率=粗利益売上高×100

粗利益は、企業が商品やサービスの価格設定やコスト管理をどれだけ効果的に行っているかを評価するための指標としても活用されます。

 

営業利益と純利益

営業利益は、企業の主たる事業の収益性を測るための指標であり、売上高から直接のコスト(売上原価)や営業活動に関連する費用(販売費、一般管理費)を引いたものです。この指標は、本業のパフォーマンスを評価する際に非常に重要です。

純利益は、営業利益に加えて、営業外の収益や費用、金利、税金、特別損失などを考慮に入れた最終的な利益です。このため、純利益は企業全体の収益性や財務的な健全性を示すために使用されます。

純利益 = 営業利益 + 営業外収益 営業外費用 税金

 

経常利益

経常利益は、企業の本業からの利益(営業利益)に加え、本業以外の収益と費用を考慮した利益です。この指標は、企業の持続可能な収益力を評価するのに役立ちます。

経常利益 = 営業利益 + 営業外収益 営業外費用

 

税引前当期純利益

税引前当期純利益は、企業が特定の会計期間において得た純利益で、税金を支払う前の状態を示します。これは、企業がその期間中に得た全ての収益から、全ての費用を差し引いた後の利益です。

 

売上高総利益率

売上高総利益率は、企業の売上高に対する総利益の割合を示す指標で、企業の収益性を評価するのに役立ちます。総利益は、売上高から売上原価を引いたものであり、この指標は企業が商品やサービスを販売する際の効率性を示します。

売上高総利益率=(総利益売上高)×100

売上高営業利益率

売上高営業利益率は、企業の売上高に対する営業利益の割合を示す指標で、企業の本業における収益性を評価するために重要です。この指標は、企業が本業からどれだけの利益を上げているかを示します。

売上高営業利益率=(営業利益売上高)×100\text{売上高営業利益率} = \left( \frac{\text{営業利益}}{\text{売上高}} \right) \times 100

ROA(総資産利益率)

会社の全ての資産を用いてどれだけの利益を上げることができるかを示す指標です。ROAが5%を超えていれば優良企業です。ただし業種によって異なるため、同業他社と比較することが重要です。

ROA=(税引前当期純利益総資産)×100\text{ROA} = \left( \frac{\text{税引前当期純利益}}{\text{総資産}} \right) \times 100

ROE(自己資本利益率)

会社の自己資本を用いて、どれほどの利益を獲得できるか示す指標です。
目安として、ROEが10%~20%の企業が優良企業です。

ROE=(当期純利益自己資本)×100

純資産回転率

企業の総資産を用いて売上高をどれだけ得られたかを示す指標です。
少ない資産で多くの売上高を得られれば、効率的に売上を生み出していることが分かります。
一般的に総資産回転率は「1.0回転前後」と言われています。

総資産回転率=売上高総資産

売上債権回転期間

売上債権として何ヶ月分の売上高が残っているかを示す指標です。
回転期間は短ければ短いほど、効率的に回収できていることを示します。

売上債権回転期間=(売上債権年間売上高)×365\text{売上債権回転期間} = \left( \frac{\text{売上債権}}{\text{年間売上高}} \right) \times 365